派遣に関する相談

労働相談

派遣に関する相談

派遣労働者は、派遣元事業主や派遣先において、派遣法など法令違反が明らかな場合には、これを厚生労働大臣に申告し、または派遣就業に関する事項について公共職業安定所(ハローワーク)に相談をし支援を求めることができます。

厚生労働大臣は、派遣元事業主が当該労働者派遣事業に関しこの法律その他労働に関する法律の規定やこれらの規定に基づく命令に違反した場合において、適正な派遣就業を確保するため必要があると認めるときは、当該派遣元事業主に対し、派遣労働者に係る雇用管理の方法の改善その他当該労働者派遣事業の運営を改善するために必要な措置を講ずべきことを命ずることができます。また厚生労働大臣は、派遣先が派遣法第4条第3項の規定に違反している場合において、同項の規定に違反している派遣就業を継続させることが著しく不適当であると認めるときは、当該派遣先に労働者派遣をする派遣元事業主に対し、当該派遣就業に係る労働者派遣契約による労働者派遣の停止を命ずることができます。 さらに公共職業安定所(ハローワーク)は、派遣就業に関する事項について、労働者等の相談に応じ、及び必要な助言その他の援助を行うことができると派遣法で規定されています。

厚生労働大臣は、社会的信望があり、かつ、労働者派遣事業の運営及び派遣就業について専門的な知識経験を有する者のうちから、労働者派遣事業適正運営協力員を委嘱することができます。労働者派遣事業適正運営協力員は、労働者派遣事業の適正な運営及び適正な派遣就業の確保に関する施策に協力して、労働者派遣をする事業主、労働者派遣の役務の提供を受ける者、労働者等の相談に応じ、及びこれらの者に対する専門的な助言を行います。 労働者派遣事業適正運営協力員の名前は、公共職業安定所(ハローワーク)で確認できます。

法令違反に対する申告は、最寄りの公共職業安定所(ハローワーク)または各都道府県の労働局で行えます。

派遣契約の仕組み